Well-being有識者インタビューVol.12
人々が心身ともに健康で、幸せを実感できるウェルビーイングな人生を送るためには、適度な運動や休養、食生活などと共に、病気の発症予防も大事な要素の一つになる。生命科学者の高橋祥子氏は、自分の遺伝子を調べて体質やリスクを予め知っておくことは病気の予防につながると考え、2013年に遺伝子解析サービスを提供する「ジーンクエスト」を立ち上げたと言う。未来につながる新分野に挑戦し続ける高橋氏に、生命科学の視点からウェルビーイングな生き方や社会のあり方について話を聞いた。

ジーンクエスト 代表取締役 高橋祥子 氏
2015年東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了(PhD)。博士課程在籍中の13年に、遺伝子解析の研究を推進し、正しい活用を広めることを目指すジーンクエストを創業。18年よりユーグレナ執行役員バイオインフォマティクス事業担当。同年、世界経済フォーラム「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出。