Well-being有識者インタビューVol.17
ウェルビーイングを計測し政策利用する動きが目立つ。日本政府も「満足度・生活の質を表す指標群(ウェルビーイング・ダッシュボード)」を公表している。内閣府でダッシュボードの初期構想に関わった一橋大学の松下美帆准教授は、他国と比べ日本では人生の意義や生きがいに照らした幸福感「ユーダイモニア」が指標に未反映だと指摘する。

一橋大学経済研究所 世代間問題研究機構 准教授 松下美帆 氏
旧・経済企画庁(内閣府)入庁後、経済や社会に関する政策や制度の立案や、経済・財政一体改革などに従事。直近では、内閣府の生活満足度調査の初期設計や社会課題解決に向けた共助社会づくり推進等の業務も携わる。2021年4月より現職。