「Well-being Initiative」では、参画企業で連携し、重要なステークホルダーである株主・社員・顧客・取引先・地域住民などに、未来を担う「将来世代」を加え、継続的に対話をしていく「FR」活動を展開する運びとなりました。
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FR活動
日本経済新聞社と公益財団法人Well-being for Planet Earthが、企業・団体と連携して発足したコンソーシアムWell-being Initiativeによるイベントが3月20日に東京・日比谷で開催された。企業と将来世代との交流を目的としたもので、通信制高校の制度とネットを介したオンライン授業を活用した「学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校」(N/S高)の生徒たちも参加した。生徒主催のワークショップ「くるみボタンづくり」では、大人と将来世代が共に手作り体験を楽しんだ。
ウェルビーイングな社会実現へ 将来世代と企業が率直に対話
3月20日の祝日、日比谷でWell-being Initiativeの参画企業合同のシンボリックアクション「徒歩旅行・将来世代との対話」が開催された。穏やかな休日の朝の日比谷公園に、参画企業の有志と、N高等学校・S高等学校(N/S高)の生徒、合わせて約40人が集合。3~4人のグループに分かれて25分の徒歩旅行に出発した。公園散策後は参画企業のEY Japanのオフィスに集まり、グループごとにウェルビーイング向上のためのアクションのアイデアについて話し合った。
このイベントは、社会のウェルビーイング推進には将来世代と企業の対話が重要という考えに基づいたWell-being InitiativeのFR(Future Generations Relations)活動の一環として行われた。参画企業が一緒に、何かアクションを起こしたいという話が昨年冒頭に持ち上がり、議論を重ねる中でFR活動にたどり着いた。事務局の担当者は「企業と投資家との対話(IR)はもちろん大事だが、先を見据えて、将来中心になっていく若い世代の意見を聞いて経営に生かすことも重要だという声が多く聞かれた。ならばまず、対話から始めようということで、今回のイベントを企画した」と趣旨を説明した。
徒歩旅行は昨年、大人だけで開催して手応えを感じたことから、将来世代を交えたイベントにアップデートしたという。参画企業からは「将来世代と対話することで気づきがあった。大人が思いつかないような、ウェルビーイングの端緒になるような斬新なアイデアを将来世代は持っている。かしこまった席ではなく、一緒に歩いたり、ワークショップで手を動かしている時に、普段と違う発想が生まれてきたりもする。それが世の中のウェルビーイング拡大のきっかけになればいい」といった声も聞かれた。
イベント後半には、N/S高の生徒が中心になり、ワークショップ「くるみボタンづくり」が行われた。くるみボタンとは、布の切れ端などを使ってボタンをくるむ手芸の一つ。ボタンだけでなくストラップやマグネットとしても活用できる。手作業をしながらざっくばらんに会話し、思い思いに自己表現ができ、大人も生徒も一緒に楽しめることから提案したという。黙々と作業に没頭する人や、ボタンづくりよりおしゃべりに夢中な女子など、各々がワークショップを楽しんでいた。
企画したN/S高の生徒は「ウェルビーイングの捉え方は人それぞれ。いろいろな立場の人の考えが聞けて面白かった。自分自身にとってのウェルビーイングが、最終的には他の人や全体のためになるという話には共感できた」「大人と話す場をどんどん提供してほしい。話す機会があれば、自分はどんな大人になりたいのか、ウェルビーイングって何だろう、と考えるきっかけになる」と感想を語った。将来世代との対話がウェルビーイング向上につながっていく未来に期待したい。
