Well-being Initiative 2022年活動報告

Well-being Initiative とは

よりよい社会をデザインしていくために、Well-beingという概念と新指標を、これからの時代の社会アジェンダにしていく企業コンソーシアム。

そのために、国内への提言・啓発にとどまらず、日本発の「主観的Well-beingの新・国際標準」づくりを目的に、調査設計・データ収集・公開を実施してまいります。

1.経営者ミーティング

本Initiativeに参画する企業の経営層が集まるクローズドなミーティングの場。
Well-being研究をリードする有識者からの良質なインプットと参画企業同士の議論やネットワーキングを推進し、本Initiativeの方向性を決定づけています。

2.経営委員会

写真:伊藤 邦雄氏

座長:伊藤 邦雄氏

一橋大学CFO教育研究センター長 人的資本経営コンソーシアム会長

1975年一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院商学研究科長・商学部長、一橋大学副学長を歴任。中央大学大学院戦略経営研究科特任教授。商学博士(一橋大学)。経済産業省プロジェクト「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」では座長を務め、最終報告書(伊藤レポート)は海外でも大きな反響を呼び、その後の日本のコーポレートガバナンス改革を牽引した。経済産業省「コーポレート・ガバナンス・システム研究会」委員、東京証券取引所「企業価値向上表彰制度委員」委員長、経済産業省・東京証券取引所「DX経営銘柄」選定委員長、日本取締役協会「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー」選考委員、経済産業省「グリーンファイナンスと企業の情報開示の在り方研究会」(TCFD研究会)座長、経済産業省「SDGs経営・ESG投資研究会」座長、経済産業省「トランジション・ファイナンス環境整備検討会」座長、TCFD(気候変動財務情報開示)コンソーシアム会長、経済産業省「企業価値の向上と人的資本の研究会」(人材版伊藤レポート)座長、IIRCとSASBが統合してできたValue Reporting Foundation(VRF) のアンバサダーを務める。

Well-beingを軸にした新しい経営のあり方の提唱を目標とする委員会。
短期的には「企業のどういった施策が従業員の主観的Well-being向上に寄与するか」の仮設を立て、データを収集。データをもとに企業価値とWell-beingの関係性を分析し、新たな指標づくりに取り組みます。

3.社会指標委員会

写真:鈴木 寛氏

座長:鈴木 寛氏

東京大学公共政策大学院 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 教授

1964年生 東京大学法学部卒後 通産省入省。シドニー大学、山口県庁課長、電子政策課などを経て慶應義塾大SFC助教授に就任。NPO法制定、ボランタリー経済、コミュニティ・ソリューションなどを研究し、卒近代(=GDP至上主義から卒業し、幸福を再定義し、真のWellbeingを追求する時代)の概念提起と卒近代を創る若者育成に邁進。その後、参議院議員12年、文部科学副大臣2期、文部科学大臣補佐官を4期務める。2014年からは東京大学公共政策大学院教授、慶應義塾大学政策・メディア研究科教授(日本初の国立・私立クロスアポイントメント)に就任、現在に至る。副大臣として東日本大震災の対応にあたり、GDP至上主義の問題を痛感、OECD東北スクールの立ち上げなどにも尽力。OECD教育スキル局と「個人のWellbeingと社会のWellbeingを高めるための教育」の普及をめざすOECD教育2030プロジェクトの立ち上げに尽力、現在も同プロジェクトの理事を務める。2016年G7教育大臣会合議長代行として倉敷宣言をとりまとめ、Wellbeingな社会・コミュニティづくりの推進を強調。現在、大阪大学医学部招聘教授、千葉大学医学部客員教授、日本サッカー協会参与、Teach For ALL  Global board Member、渋谷スタートアップ・ユニバーシティ学長、豊岡演劇祭実行委員、兵庫県立芸術文化観光専門職大学客員教授、Sailors for Sea Special Advisor、Inochi 未來プロジェクト理事、社会創発塾塾長、与党Wellbeing政策特命委員会WG委員長なども務める。

Well-beingに基づく社会の実現を促すための指標(GDW)づくりを目指す委員会。
短期的には内閣府のWell-beingダッシュボードの進化への支援や国のWell-being関連KPIに新たな視点が盛り込まれるよう委員会での議論を踏まえた提案をおこないます。東京大学ウェルビーイング研究ユニットと連携しながら運営。

4.シンボリックアクション勉強会

写真:小布施 典孝氏

座長:小布施 典孝氏

株式会社 電通 Future Creative Center センター長

東京生まれ。慶応大学法学部政治学科卒業。電通入社後、マーケティング・プロモーション・クリエーティブの3領域にて従事した後、2020年、様々な企業の未来価値創造を支援するFuture Creative Centerのセンター長に就任。経営/事業のグランドデザイン支援、ブランディング設計、アクティベーション企画を手掛ける。電通社内のベストソリューションアワード歴代最多受賞。国内外の受賞多数。カンヌライオンズ2019ブランデッドエクスペリエンス部門日本代表審査員。

社会・環境・従業員をWell-beingにするシンボリックアクションを実施し、企業価値の向上と、日本の GDW向上を達成することを中長期的な目的とした勉強会。Well-beingを象徴するアクションについて事例のインプットと議論を定期的におこなっています。将来的には参画企業とともにシンボリックアクションの実行を目指し、企画立案を推進します。

取り組みの様子

  • 写真:掲載広告

    2022年12月1日 日本経済新聞朝刊掲載

  • 写真:掲載広告

    2021年3月19日 日本経済新聞朝刊掲載

  • 写真:掲載広告

    2022年6月15日 日本経済新聞朝刊掲載

ワークショップの様子

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